VE Model-401
30年ほど前に基盤を数枚作って自身のノイズユニット「イェローキャブ」で使用していました。 いままでVanilla Electronicsから販売していなかった歪系です。 未使用基盤をケースに組み込みました。 特筆できる点は、他のシリーズ同様トグルスイッチ仕様は勿論、トーンの「ハイ」と「ロー」をもトグルスイッチで一瞬に変えることができる点です。
Media Playerの映像のパッチングは 下の「コンタクトマイク」→「VE Model-401」→「PC」の直結です。 少しでも音がわかり易くなるように、他のPEDAL(エフェクター)を一切使用せずシンプルにしてあります。
※仕様及び外観は、改良のため予告無く変更する場合がございますが、ご了承ください。
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【MONTAGEからコメントをいただきました】
昨年の10月にとあるキッカケでヴァニラ・エレクトロニクスを知り、VE Model-101とVE Model-201を注文した。完全受注生産だったので、ヨーロッパツアーに持って行きたいという願いも叶わず、1ヶ月のツアーを終えて帰って来た直後に完成の知らせを受ける。早速試してみるとVE Model-101はかなりの高次元でギラギラと反抗期の少年のように音が上がり、VE Model-201は入力するソースによって予想不可能な音が毎回出て楽しませてくれた。今年になって最後に手に入れたVE Model-401も、脳天に突き刺さる攻撃的な音が非常に魅力的で、すっかりヴァニラエレクトロニクスVEシリーズの虜になってしまった。
全シリーズに共通しているパチパチさせるスイッチが、とてつもなく便利であり、今まで表現する事が困難であった事が容易に出来たので、手元に届くのを待った甲斐があったと心底思った。
ヴァニラエレクトロニクスVEシリーズを使う程に色々な希望と妄想が膨らみ、ある日、手島さんに「今使っているBOSS MT-2にパチパチさせるスイッチを付けてVEシリーズみたいに改造して下さい。」と、無理を承知で御願いした。
実現出来るかどうか解らないという事を最初に言われたが、快く引き受けて頂き、
試作品や試行錯誤を繰り返すなか数日後に完成の御連絡を頂いた。(後の VE Model-700)
技術的な事はよく解らないが、試してみると良い意味で予想を裏切っていて、本家のBOSS MT-2よりも音のヌケが良く、スピード感も増していて最高の出来栄えで文句が無かった。その時期タイミング良く自作の最終レコーディングだったので、新作では思う存分VEシリーズを使う事が出来た。
技術的・物理的に不可能だったことを現実にしてくれた手島さんには心から感謝している。もし、今使っているエフェクターに少しでも疑問を抱いている人は是非、ヴァニラエレクトロニクスVEシリーズを使って欲しい。
改良の余地が無いくらいにクオリティが高く、最低限の武装で最大限の攻撃をしてくれるヴァニラエレクトロニクスVEシリーズ無しでは、最早、MONTAGEサウンドは表現出来ないというレベルにまで依存している。
自分は、ヴァニラエレクトロニクスVE中毒者の一人である。
2005年5月
MONTAGE/MONOTYPE




